「えっちょっ!!まって!!」


そんな言葉を

スルーして走った

しかし…



グイッ



「まてっていってるでしょ?!」


女は急に俺を止めた


「は?逃げるぞって言ってるだろうが!!」


「なんで逃げるのよ!」


そ…それを言うか…?


「だから…もし、親父に見せておまえが抹殺とかされたら…的な…?」


「別に私はいいって!」


「おお…俺がだめなんだよ!」


そんなことを言うと

急に顔が暑くなった。

女は一瞬無言になったが

数秒後こう言った

「えっと…確かリコルという名前だっけ…?」


「ん?あぁ…」


「もし、リコルがこのまま私と逃げたらリコルが危ない目に会うよ?」