いつものリコルだ…


「ほら、もう離れるんじゃねーぞ」


リコルは手を伸ばしてきた。


「ふ…ふん!子供扱いしないでよねっ!!」


あぁ…なんてことを…


自分で言った自分を後悔してしょんぼりした。リコルどう思ってるかな…?チラッと目線をリコルのほうに向けると、


「そ…そか、んじゃぁ……こ…こんどこそ離れんなよ!」


そしてスタスタとドアの向こうへ行った。


伝えなきゃ、私の気持ちよく伝えなきゃ。この感謝の気持ちよく伝えなきゃ。