女のカン的に悟った。


大丈夫。弓ならすぐに出せる…!


「おやおや、まさか私を知らないとは。いいだろう教えてやろう。私はキャサリンだ。」


いや、別に教えてもらわなくても結構です。しかもおばさんのくせに名前が可愛い…あと、なんでキャサリン……


「私はだなムンギリア王国の兵だ。女だからってなめんじゃないわよ、痛い目にあうよぉ。」


「わかりましたから、あなたはなぜ私をここに連れてきたんですか?」


たぶんこのままこの人に喋らせると長くなると思った。


「ふん、逃亡中の元王子と人間をころしにきたのさ」


「なら話は早いわね。私を殺す前にあなたが殺されるわよ」


「ほぅ、さっきまで殺されかけてた人間のくせに。私に殺されるのは気に食わないのかい?」


「ムンギリア王国の人ならね」


なんか気が変わっちゃった。死ぬ前にこの人を倒してから死のぅ。


手に力を込めて弓をだし、その弓をおばさんに向けた。


「ほう、あんた術者かい」


「まぁね」


「かかってきな、そんな弓、打ち砕いてやるから」


「言われなくとも…っ!!」


そして弓を放った。