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背中がいたい。

あ…たぶん床に寝てるのかな…?


「あいたたた…」

起き上がると鈍い痛みが背中と頭と首に走った。


え…なんで首が痛いんだ?

あと、ここはどこだ?


真っ黒の壁に木でできた床。あとはドアがありあとは何にもない。

とにかく外にでよう。


立ち上がりドアを開けようとすると


全くあかなかった。


「え?」


ガチャガチャガチャガチャ


「え?え?え?」



「無駄ですよ」



急に声がかかった


「誰?!」


後ろをバッと振り向くと

目は釣り上がり口元が裂けているおばさんがいた。

耳は獣人と同じだからたぶん獣人だろう。


「おやおや、どうした?私をみてなんか思い出したか?」


「は……?」


ごめん…全く知らない。

と、一人ツッコミしつつもおばさんを睨んだ。


この人…危ないかもっ…!