しかし

リコルは何も

言ってくれなかった。


「リコル…怒ってる?」


「怒ってるに決まってんだろ。もしお前の腕が折れたら俺は…」


「?」


「な…何でもない!!!そろそろ下にいくぞ!!!」


リコルは逃げるように

ドアを開けて

階段を降りて行った。


変な人……