そう思うと

腕をおられるのは

だめだと思い

やつのふところにはいった


「お!!おい!」


がぶっ

かたを思いっきり

噛み付いた。


「った!!!こいつ!!!」


どんっ


なんとか振り払われて

自由のみとなった。


今のうちに逃げないと!!

クルッとまわり

走り出した方向に

ドンっと誰かにぶつかった。

ま……また?!


しかし

その人は

私を自分の後ろに

やった。


え?誰?この人?

顔をあげると

まぎれもない

リコルだった。