特にわからないまま

後ろを向き、

でっかい木と

にらめっこをした。


「うーん…うーん……」


美鈴は唸りながら

何かをしていた。

ちょっと前を見ると、


「あ!だーかーら、後ろ向いてて!!」


「へーへー…」


まぁ仕方がなく

木とにらめっこを

することとなった。


少し時間がたったあと、

急に傷のほうから

みるみる力が出てきた。


「?!」


バッと美鈴のほうを見ると、


「あー!!みちゃだめーーー!!!」


急に大声を出されて

めまいがするし…


「黙って後ろ向いてて!!」


「お前…なにやってんだ?!」