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「はぁ…はぁ…はぁ…」


かなり疲れた。

本当にかなり疲れた。

こんなに疲れたのは

何年ぶりだろぅ…?


「リコル…ちょっと傷跡見せてくれない?」


「え?なんで?」


「いいから!!そのままゴロンとしといてね」


「あ……あぁ」


すると

美鈴は俺の服をめくり

みにくい傷跡を

見た。


「うぅ……」


「どうだ!俺の頑張りの結晶!」


フフンとわざと

美鈴に気を悪くさせないように

笑って誤魔化した。


「うん、頑張りすぎ。ちょっとむこうを見てくんない?」


「え、あぁ…」