いつ、

この城の者たちが

俺たちに襲いかかるか

考えたくもない。

俺はともかく

絶対に美鈴だけは

死なせたくない!


「美鈴…あと少しだからな…!!」


「え……うん」


ギュッ……

美鈴が俺の肩を

ギュッと更に強く

掴んだ。


かなり嬉しいです…!!


はい。

そんなことを考えてると

出口が見えてきた。


「もぅすぐだ……」