「あの…」 「ん?あら、美鈴ちゃん。起きちゃったの?」 その声と 表情はまぎれもなく あのときと 同じだった。 よかった… 「はあああぁぁぁああ!!!」 急にリコルのほうから 声がして、ビクッなった。 キンッキンッ 「はっ、まだまだだな。ラルフ!」 「お前こそ、お袋さんに刺されたりしてフラフラだぞ?」 え……? お袋さんて リコルのお母さんだよね? お袋さんに刺された…? 「うるせぇ……!!」 キンキン!! リコルと誰かさんは そのまま戦っていた。