「お…うじ……な…ぜ」


「黙れ、気に入らんからだ」


そう言って

女のいるほうへ向かった。

女の口元に耳をあてると

かすかに息をしていた。


まだ助かる!!


助かると思ったら嬉しかった。

その女を

姫様だっこをし

家をあとにした。