ヴァンタン

キャプテンバッドは動かなかった。


――当たり前だよなー。


――骸骨が動いたら、怖すぎる。


私はそれでもまるで泥棒のように、抜き足忍び足でそっとパパに近付いた。




そして遂に私は、パパの足に取りすがった。