卓上彼氏



パチリ。






えっと、こういうときはどうしたらいいんだろう。





私はとりあえず笑顔で手を振った。






すると藤堂くんは拳を口元にやって吹いたように笑った。







「おい一馬何笑ってんだよ~っ!」



藤堂くんの周りの男子の一人が藤堂くんをつついた。





「いやちょっと面白くて」




「はぁ?!」






へいへい面白いって私のことですかぁーっ。




変なとこ見られちゃったし。






私は思いっきりストローに吸いついた。