卓上彼氏








「はーーーっ」





長いため息が、部屋いっぱいに広がった。








―――――バレた。





ついに、バレた。







私はパソコンの置いてあるデスクに突っ伏した。








高校では隠し通せると思ってたのに、どうして……?





しかもまだ高一の冬だっていうのに。







よりによって、クラスの中心的男子に………。








藤堂くんの言葉が脳裏をよぎった。






『―――花園ってさぁ、ヲタクなんだろ?』








終わった終わった終わった終わった終わった終わった終わった終わった!!!





あれは絶対嘲笑してるよ。



絶対ヲタクキモいって思われた、絶対そうだ。







広められたらどうしよう、学校どうしよう………。







とてつもない恥ずかしさと不安でおかしくなりそうだった。