私はその後の午後の授業中、先生の話も耳に入らず一人ずっと悶々としていた。 私はゆりと藤堂くんと三人だと思っていたからまだオッケーしたものの、彼氏のいる身でチャラチャラと他の男子と二人っきりで、しかもクリスマスに出かけていいものなのだろうか。 そもそも、ヨクはそれをわかって私にオッケーを出したのだろうか。 結局、恥ずかしくって藤堂くんの顔も見れないまま一日を終えた。