あの夢のような誕生日から十数日。 世間はクリスマスモード一色でにぎわっていた。 私たちはというと、普通のカップルとなんらかわりない生活を送っていた。 まぁ、24時間一緒、という点では違うかもしれないけれど。 ゆりとはすっかり仲良くなり、初めて会った日からもう三、四回は遊んだ。 藤堂くんととはというと――――――………