「んーん、そうじゃなくて……ははっ!」 「こらみかみ!笑いすぎ!」 「いいじゃん、誕生日なんだから」 「…………それもそうだね」 ヨクはまだ不満のあるような顔をしつつ頷いた。 そんなヨクの表情が子供みたいでとても私には可愛らしく見えた。 「顔がヨクに似てるんじゃなくて、立場が」 「立場?」