「なんだよシャワー浴びちゃ悪い?」





画面からヨクの拗ねたような声が聞こえた。






「えっ?シャワー?」





ゆっくり目を開けてみると、ヨクの体は微かに濡れていた。






綺麗な黒髪からは水が滴り、それを丁度白いタオルで拭いているところだったらしい。






両手を頭にやってゴシゴシしていた。