卓上彼氏



「私はすっごく傷ついたし、一馬も彼女にそんな反応されると思ってなかったみたいだから唖然で。彼女も言っちゃった後にまずかったって気づいたみたいだけど…ね。……それからしばらくしてね、二人は別れたの。一馬は絶対に私のせいだって言わなかったけど、私にはわかる。私のせいで二人の関係は終わったんだって」








「…そんな………!!」







泣きもせず、笑いもせず。




まるで第三者として話すかのようなゆりが、他人事のように自分の話をするようになってしまっているゆりが、かわいそうで仕方なかった。