「何してんだよ!お前!」

「や…、ごめん。つい」

「ついで噛んでんじゃねーよ!」

「ごめん。痛い?痛いよね?舐める、舐めるね!」

「なめっ!?舐めなくていい!」



噛んでしまったことに気が動転していた私は彼の制止も聞かず噛んだそこを舐めた。



「うわっ!やめろ!」



その拍子に私は彼の背中からドシーンと落ちて尻餅をついた。


「いったーい!」

「悪い!」


そう言いながら彼は屈んで私に顔を近付ける。



「お前じゃなかったら送ってねーんだよ。その可愛い唇噛みつくぞ。こら」