お酒が大好きなのは大前提だけど、実はおぶられたくて毎回飲み過ぎちゃったりもする。
毎回ぶっ倒れるまで飲むのはちょっと反省するけど…。
そして彼のこの襟足が可愛くてたまんない。
時折噛み付きたくなる。
けど今のところ何とか踏みとどまってる。
「聞いてんのかー?」
「うん。ごめーん」
静かな住宅街に私たちの声だけが響く。
「お前、わかってんのか?」
「なにがー?」
「俺がどんな思いしてお前を毎回送ってやってると思ってんだよ」
「重い思い!あひゃひゃひゃひゃ!」
あぁ、こりゃ相当酔ってんな。
超寒いこと言ってるのに超ウケる!


