誰も何も話そうとしなかった。 いや、何も言葉が出てこなかったのだ。 伽新羅と靄真は、この時夢乃の抱えていたものの大きさを、やっと理解した。 夢乃が人と関わってこなかった理由も、噂が大方間違っていないということも、体調が悪いのに病院に行かなかったことも、すべて…。 何もかも一瞬で理解した。