王子様と秘密の××



あたしにあと10センチくらい分けてほしい…。


「胡桃ちゃんは小さいほうがいいよ。そのほうが可愛い」


「なっ……!」


朋樹先輩はあたしの頭を撫でながら言った。


「今日さ、デート終わったらちゃんと諦めるから」


「………」


「だからデート終わるまでは…俺のこと考えて?」


「……努力します…」