「それと、それ隠すなよ」


「……?」


悠があたしの首を指しながら言った。


なんだと思いながら、再度首へと視線を向けた。


「……ちょ、なにこれ!」


首には、赤い印が数個つけられていた。


だからチクリとした痛みがしたんだ。


「俺のものって印」