「…すごいね、翔。ほんとすごい。」

あたしが褒めると、にこりと笑いながら照れるのが、翔の癖。

「…で、どうしたの?」

「あ、うん、お義母さんがね?お義母さんが、ママの服とか捨てようとするの…。」

曲が終われば、あたしの話を聞いてくれる。