「あら…んーと。行ってくるね?すぐ戻ると思うから。」 手を振りながらパタパタとスリッパでドアへ向かう。 「あーい」 先生は、車の鍵であろうものを指先でくるくる回している。 返事適当だな。 ガラガラ かなちゃんが保健室から出て行き、少しすると。 「よし、帰るか。」 突然の一言にびっくりした。 「・・・そうだね」 かなちゃん、ほっといて良いかな? 「三國先生には職員室で伝えるから。お前は先に門で待ってて」 「はい・・・」