「…」
白い天井がうっすら見えた。
あれ?ここは…保健室のベッド……?
なんであたし寝てるの・・・。
すると、パソコンをいじってたかなちゃんがメガネを外しあたしがいるベッドに駆け寄る。
「朋ちゃん、起きた……?」
「かなちゃん…?」
なんで…。
「…。」
あれ?全然覚えてない。
「朋ちゃんね、彼方とあたしがもめてる間に、倒れちゃったんだよ…。びっくりしたよ??ほんとに。」
「ごめんなさい…。」
迷惑、かけたかな?
そういえば…
「宮本先生は?」
「ん…。彼方は全体練習に戻ったよ。朋ちゃんが心配だから次の休憩にまた来るって言ってた……」
「そっか…」
先生にも、心配かけちゃった…。
「朋ちゃん、最近何かあった?」
何か…?
あるとしたら、先生を考えすぎてたこと。
「…分かんない。」
そう言っておいた。
かなちゃんに話す勇気が無かったから。
「うーん…過労からの風邪っぽいんだよね。」
風邪?
「あたし風邪?!」

