「仲良くないもーんっ」
かなちゃんはというと、
「はいはい。そんな低レベルな言い争いしないで、とりあえず入ったらどう?」
って言いながら保健室のドアを開けた。
「おじゃましまーす」
「先生入る気満々だね」
「だめなのかよ!」
だめじゃない。
一緒にいれる時間が増えるから。
「三國先生、コーヒー作って下さい」
遠慮ないな〜。
ってえ?
『三國先生』・・・?
「かなちゃん保健室に1人なの?」
「うん、富美子先生今日は休みなの。」
そっか、こんなとこでひとりでいるのは怖くないのかなぁ?
「俺を無視すんじゃねーよ!」

