ずっと、いつまでも



「あははは!」

そんなことを考えてると突然、花の声が聞こえた。
どうやら近くの席の男子と話していたらしい。



「花うるさ〜い。いつもこんな感じでやってんのか?」
「そうだけど。」

花ったらいつも男子と話しててうるさいんだよね。


「じゃあ松田先生は毎日大変なんだな。」
「そんなことないしぃ!」

先生が花の席の近くに行ったことで、あたしから遠くなった。


――こんな後ろの目立たない席だったら先生はあたしがどこにいるかわかんないよね〜・・・。


はぁ、というため息と同時にあたしは窓の外が見えるようにうつ伏せをした。



花と先生の言い合いがまだ聞こえる。


・・・今日の空は雨雲がいっぱいだなぁ…


うとうとしてきた・・・


1時間目は国語で移動教室じゃないから、このまま気のすむまで寝てよっと。


予定を立てた瞬間。


「とーもー。」

耳の横で声が。

なに・・・

「朋ー」

今ちょっといい感じなんだけど

「・・・起きろーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


「うわぁ?!」