ハッ。
「…なんだ、夢か。」
びっくりした。
汗の量がハンパない。
先生に、彼女かぁー。
いる?いない??
本当に分かんないなぁ・・・。
…あの女の人は一体だれ?
うーん。
「コラー、朋!いい加減起きろ、学校遅刻するぞ!?」
下から叫ぶお父さんの声。
えっ!
もうそんな時間か。
ドスドスと、重たいからだを引きずり、階段を一段一段降りていく。
それからは、ずっと先生のこと考えてた。
そして朝のHRが始まろうとしたとき。
キーンコーンカーンコーン
「あっ、鳴った。」
あたしとめぐは、やっぱり廊下にいた。
「ほらー、チャイムなったぞ!教室入れよ。」
この時間、この場所では聞き慣れない声がした。
「えっ!?」

