ずっと、いつまでも




「これって、男女混合なんですかね?」

「そうみたい・・・。去年は女子だけだったけど」


周りには、男子も集まってる。

うちの学校は、リングが6つあるから、AからFまでそれぞれのリングでする。



それぞれのリングの下の壁に、それぞれのアルファベットが書いた紙が貼ってあった。



「おい、移動早く!」

「はいっ」


小林先生が怒ると、女子はもちろん男子も大人しくなる。


だからすぐ大会が始まった。


Fチームには、一年女子2人、一年男子1人、二年女子1人、二年男子1人、三年男子1人がいた。


あたしたちFチームは、次々に抜けていく他チームを見送る。



あたしたちのチームは、まさかの最下位だった。



「はぁあ。負けちゃったね。」

同じFチームの一年女子、美依瑠(みいる)と話す。


「最悪ぅ。アイス無くなってたらどうしよ〜」

美依瑠は、食べ物に関してはしぶとい。


「最下位!来〜い」


体育館の外でアイスを配っていた宮本先生が呼ぶ。