ずっと、いつまでも



切ないね、先生。

先生も切ない?



優香莉先輩がプリントをカバンに入れに行き、先生は1人になった隙にあたしはじーっと先生を見つめて、テレパシーを送る。

ビビビビ!

届けぇ!



こっち見ろー!

好きだぁー!




ばっかやろーっ!



もう訳の分かんない気持ちをぶつけてると。

「先生。もう練習始めるんスか?」

うっ。
くそう。


あたしをみる前に男子のキャプテンが後ろから先生に話しかけたから、あたしに背中を向けてしまった。