ずっと、いつまでも




あたしの嘘は見事に成功した。

「何の電話してたんだろうね?」
あたしは何も知らないかのように言った。



「ハイハーイ、バレバレだから〜〜☆」

え?

「まっちゃん、口が滑って言っちゃったんだよ。二人で話したいから邪魔は出て行けって。まっちゃん口軽いなぁー!」


え、美依瑠にばれてる・・・?


「オイラいたら邪魔だよね?りんご持ってきたからそれおいて帰るねー。邪魔者は退散っと!」

本当にビニール袋だけおいて出て行こうとする。



「え、ちょっとまってよ。」

「ごめん、包丁使えないから剥けない(笑)」


そんなことじゃないし!!

「美依瑠?」
「何?朋と先生仲良いもんねー?ふふ。見ててオイラも彼氏が欲しいと思っちゃうもん。」


え、美依瑠が?
男っ気より食い気の美依瑠が??


ていうか、美依瑠は宮本先生のことが好きなんじゃ・・・?