ダメだ。
やっぱりあたし、先生が好きだ。
「っ」
あたしは先生の手から逃げようと、顔を横にそらした。
それを見て寂しそうになる表情。
「どした?」
好きだよ、だけど。あたしね。
全ての先生の行動は、あたしが生徒じゃなかったら起きないって考えてしまうんだ。
きっと今こうして話していられるのも、あたしが先生の生徒だから。
心配してくれるのも、先生にとって大事な大事な生徒だから。
やっぱり生徒なんてやだ・・・。
横向いたあたしを正面に向かせて、
コツン・・・
冷たいね、先生のおで・・・こ………
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