山本さんみたいに分かりやすくアピールしたことなんて無かったけど、他の子よりもよく話しに行ったり、先生にくっついたりしてた。


やっぱり、先生にとってあたしは全く関係ない子とほぼ一緒なんだ・・・。



「朋?おーい」

先生がぼーっとするあたしの目の前で手をひらひらする。

「せーんせぇ!」



この、声は・・・、

「おー」



やっぱり…山本さんだ・・・。

山本さんは友達を四人連れていて、ボールを持っていたから、外で遊ぶのかな。


「こんにちはー」
「こんちゃ!」



連れの女の子たちもも、元気に先生に挨拶する。
先生も、それに元気良く反応する。