「似合わないって言ったので返してあげませーん」 いい匂いのする服を着たまま、先生に背を向けた。 あたし、どんだけ素直じゃないんだろね。 正直に“いい匂いだから着てたい”って言えばいいのにさ。 ・・・って、それは変態か(笑) 「ばか」 先生は軽くグーにした手であたしの頭をコツンとぶった。 あたしはそれで勢いよく振り向いた。 「ばかってなによ!」 「だってばかだろ」 「先生こそ。ば、かっ」 「〜!〜!・・・」 武藤の登場により、会話が途切れた。