ずっと、いつまでも




花は何も言わず、あたしの手を引っ張って立たせてくれた。


「じゃ、教室帰ろっか!」




もう、教室戻って良いんだ。

あたしは花に返事の代わりに花の手を掴んだ。




あれ?

「そういえばめぐは?」



いつも一緒なはずなのに。


「あー・・・原のとこ」

陽向がちょっと言いづらそうにだけどはっきり言った。





原?なんで原??


あたしが不思議に思っていると、次は花が答えた。




「さっき、原がめぐ呼び出したんだ」

原が?めぐを??




「ごめん。全っ然理解できないっ!」


だって、いつもは全く共通点のない二人だよ?