行っちゃうの・・・。
先生。
あたしはただ無言で二人横に並んで去っていく背中を見つめていた。
今、何か話してるかな。
かなちゃんは、まだ先生が好きなのかな。
二人の背中はやっぱりお似合いで、身長差も髪型さえもカップルみたいだった。
先生はどういう気持ちで過去をあたしに話したの?
“諦めろ”・・・って、そう言う意味かな。
優しい先生は、そういうアピールしかできなさそうだもんね。
はぁ。
かなちゃん、もしあなたがまだ先生を好きなら。
先生に告白してください。
そして、両想いってことに気付いてください。
そして・・・・・・
結婚して、幸せになってください。

