ずっと、いつまでも




俺の言葉は誰にも拾われずに、しんとした廊下にただ響いてやがて吸い込まれるように消えていった。


控え室に着くと、カギは開いていなく百合がマスターキーで開けた。

つまり、中にはもちろん誰もいない。



キィ

「ここで、大人しくするんだよ」


百合の席から少し遠いが見渡せる椅子を引いてくれた。



百合は、自分の席でノートを確認してる様子。


俺は何かする事無いのかな??

んじゃあ寝よーっと



俺がうつぶせにした瞬間に、百合の声が聞こえた。





「寝ちゃダメだよ、授業中なんだから」


だんだん、普段の百合に戻って来ているとわかる。


「プリントしとく?かなたんが未提出分の」





げっ。


サボったやつを今やったら、サボった意味無いじゃん。