「あれ……、宮本?」 百合と一緒に話している“ナナ”という女子が振り向いた。 俺の名前知ってんだな。 話したことないのに。 「一人でなにしてんの!」 何って、お前らが話し終わんのを待ってんだよ。 そう言ったら、この八人くらいいる内の一人に用があることがバレる。 なんて言おう…。 そう考えていた時。 「あ、そうだ。かなたん、前ノート出さなかったでしょ。今すぐ控え室持っておいで。まだ今なら成績に入れてあげるから」