…あぁ。
この時間が永遠に続けばいいのにと、
俺は何度思っただろう?
これからもずっとくだらない話をして、笑いあっていけると思っていた。
―――――大好きな人と。
どれだけ願っても叶わないこともあるのだということを、俺は中二にして学んだ。
ついに、来た。
「あの…もらってくださいっ」
渡すことが出来るかドキドキの女子。
もらうことか出来るか不安の男子。
俺はそのどちらにも当てはまらない位置にいる。
「田浪せんせー!!」
っ。
「これ食べてー。」
「おー、ありがとー。可愛い!」
百合は男子より女子にモテる女子。

