「気持ちいいっすねー。」

楽しそうに彼が笑う。



「そ、そうだね…」


ぎごちない返事。




「でも俺、体力なくなったなー。年っすかね。」



「今、いくつだっけ?」



「26です。」



「…けんか売ってる? 私、38でやってんだけど。」


私が笑いながら言った。



「あっ、そんなつもりは…」



焦る彼を見て、また笑った。





「そうか… 12才差なんですね。」


彼がポツリと、つぶやいた。



「そう、だね…」



改めて彼に言われると、何か、ヘコむ…