「すぐ準備致します。」 ゆづはここに来たことがあるらしく、ユツキと呼ばれているところをみると仕事関係だろう。 本当に上機嫌なゆづ。 そんなにここに来るのが楽しみだったんだろうか? 照明を少し落とした店内は薄暗く、独特の雰囲気が漂っている。 キャンドルが並べられていてすごく見た目に負けず劣らず店内もお洒落なお店。 案内されたのは二人には広すぎるくらいの個室で、テーブルの真ん中にはやはりキャンドルが灯してある。