夏休み、満喫中の、私と葵。

つうか、吹奏楽部の皆様。

練習どころではなく、とてつもなく暑苦しい音楽室。

だれてます。喋ってます。廊下に行きます。

なんにせよ、41人ですもん。楽器多いですもん。二酸化炭素の排出量半端じゃないですもん。

というわけで、サボってゲーセンにいます。

「やっぱ、サボりっていいねw」

「笑ってる場合じゃないっツーの。メールが途絶えないんだけど」

「誰から」

「えっとー矢野w」

「なんで」

「なんでもクソもないでしょ?うちらがサボってるから」

「はぁ。1日くらい休んだっていいでしょ」

軽っ

1日くらいって・・・。

軽っ

あ。

そういえば・・・。

「チューナー!」

「はぁ?チューナーがどうした」

「壊れた。」

「買え。」

「うん。買う」

バカ丸出しだw

「そーいえばさ、コンサートって、演出どうするんだろ」

「演出ー?」

「演出なら、この私に」

・・・奏音。

お前はいつからそこに。

「矢野を、真っ青に染めて、鼻だけ赤くして、顔白くして、ポッケとしっぽつけて、ドラえもんにする」

「あぁ?」

・・・矢野。

お前もいつからそこに。