それから数日後。

オレは、大学の帰りに、

心音の学校に

迎えに行くことになっていた。


時間を過ぎても、なかなか出てこない心音。

・・・

H・Rが長引いてるのかな?

そんなことを思いながら、

しばらく待っていた。



「正樹!!」


オレの名前を呼んだのは・・・



「マリン」

笑顔で手を振りながら、

オレのところに来たマリン。


「心音と待ち合わせ?」


「そうだよ」


「じゃあ、心音が来るまで、

私と話し、しようよ」

そう言ったので、

とりあえず頷いた。