残された火山の奴等は、華櫻組の組員に運ばれた。 放置しようということだったが、 “倉庫に帰しとけ”という、と、いう麗桜の優しい言葉からだった。 『……琇。 ごめん。先に行っててくれ。』 「何で?何処に?」 綺羅が可愛い顔で首を傾げながら、質問をしてくる。 『……お墓参り。私の家の私の部屋でいいよ。』 そう言って、一旦別れた。 ………美紀。久しぶりだなぁ。 麗桜は少し目尻に涙を溜めながら考えて居た。