蓮の視線の先には、 泣いている琇を支えている麗桜が居た。 「麗桜……?」 いつになく深刻な顔で眉間にシワを寄せ、悲しそうな顔をしている麗桜は、優しく琇を見つめていた。 その様子に、蓮は嫌な空気を感じた。