『れ、蓮!ごめん! 琇も何も変わってない……』 「ソレって褒めてる?」 『全く。むしろ「貶してる」』 蓮が、貶してるだけ綺麗にかぶせてきた。 『蓮!あんたは餓鬼か!』 「俺が餓鬼なら、アイツは糞餓鬼だな。」 と、ピシッと人差し指で目は笑わず、ニコニコとしている琇を指す。 『だから、餓鬼か!』 そんな意味不明な言い争いをしていると、琇が無表情になり、口を開いた。 「……麗桜。そろそろ本題に入ろうか?」