途端、好きな人にみっともないところを見られて、顔が真っ赤になり、涙が溢れてきた。 「大丈夫。大丈夫だから。何かあったのか?」 蓮は、子供をあやす様な優しい声でといてくる。 「……麗桜の幼馴染だよ。僕は。」 「あ゛?」 蓮は、私が言えないのをみかねて、答えた琇に睨みをきかす。 「ぅんわー。 空さん並みに怖いね。君の殺気と睨み。」 と、棒読みで、たんたんと話す琇は、人を怒らせる天才で…… 「てめぇいっぺん死ね。」 蓮の地雷を踏んだ様だ。