『……私…一生蓮から離れられなくなりそ……っ』 その後の言葉は、蓮の唇によって遮られた。 すぐに離れたソレは、また動き出す。 「……離れる必要が俺たちには無いと思うけど」 蓮は真っ直ぐ私を見据える。 「これ見てみ。」 クイッと突き出した指には、私の髪が絡んで、取れなくなっていた。